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フランク・キャプラの傑作映画『スミス都へ行く』

2017/01/26

パリに行って一番楽しみにしている場所がシネマテーク・フランセーズという場所。訪問中に何かイベントとかやってないかな?と思いサイトを覗いて驚いた。なんと2月からフランク・キャプラ監督特集が組まれていたのです。私が行く期間とモロかぶり。YATTA!

このフランク・キャプラという監督の映画は『スミス都へ行く』を年末に初めて観て以来すっかり虜になってしまったのですが、どれも本当に今の映画とは比べ物にならないほど面白いのです。
スミス都へ行く (字幕版)

『スミス都へ行く』

この映画が公開されたのは今から約80年前の1939年なのですが、正直政治の世界とマスコミの不正報道は今と何も変わってない。政治とカネの問題は何も解決することなく現代までズルズル引きずられてきていたのですね。「世の中カネだ」なんて言われるくらいだから、大金や地位をチラつかせられたら心が揺らぐのも当然でしょう。キャプラはそうした社会風刺を描くのがものすごく上手で、見せ方も抜群。この映画の大枠は八百長政治とマスコミ批判ですが、時折混じ入る「お笑い」要素が映画として完璧な方向に導いていると思います。なかでもスミスが議事妨害する場面は最高。文句なし。

そして忘れはいけないのがスミスの秘書であるサンダース(ジーン・アーサー)という女性の存在。彼女のイイ女ぶりといったらもう。クールなのに人情厚い。今でもサンダースのスミスを見守る横顔が頭から離れない。この映画に限らず『群衆』のバーバラ・スタンウィックや『素晴らしき哉、人生!』のドナ・リードなど、キャプラの映画はひとりの女性が印象に強く残ることが多い。社会風刺のなかにロマンスを生む構成は、さすがと言う他ありません。

個人的に『スミス都へ行く』はベストワンとも言いたくなる傑作映画です。そんなキャプラの映画をシネマテーク・フランセーズで観られるなんて夢のようだ。気持ちが高まるばかりでやっぱり準備は進みません・・・。

ざっくりストーリー

ジェフ・スミス(ジェームズ・スチュワート)というアメリカの田舎町で少年団のリーダーを務めるひとりの若者が、上院議員に選出されたのを機に首都ワシントンDCへ。少年たちのための法案を議会に提出するスミスであったが、そこで見たのは権力者による汚職の連続であった。アメリカの歪んだ政治に屈することなく闘うひとりの青年の勇姿を描く。

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プロフィール

名前:haruno / 気が向いたときにサクッと一人旅するのが好きな東京人です。だいたい映画と旅行と美味しいもののはなし。 more