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疲れている大人に贈りたいアニメーション『SING(シング)』

2017/04/09

シング-オリジナル・サウンドトラック

観た映画。4月に入ったというのに浮かないことばかりで少々疲労が溜まってきたので、飛び込みレイトショーきめてきました。今随分と話題になっているイルミネーション・スタジオのアニメーション『SING』。実は一度フランスで観たのですが、あの国ホントに字幕上映っていうのが少なくて、アニメーションとなればほぼ100%フランス語吹き替え。渋々わからんフランス語で観たわけなのですが(しかも何故か歌のシーンだけは全部吹き替えなし)、それでもポロっと泣けてきてしまって、これはきっと当たりだと確信していた作品でした。

レイトショーなら普段は5人も入っていれば十分なウチの近所のTOHOシネマズも、さすがは話題作、20〜30席は埋まっていた。なによりやっぱりレイトショーはいいなあ。それだけで楽しくなっちゃう。ちなみに今回観たのは字幕版です。

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音楽もストーリーも抜かりなし!

『SING』のすごいところは、なんといっても音楽、ストーリーともに抜かりないこと。動物がキャラクターということで思い出すのが、昨年公開されたディズニーアニメ『ズートピア』。この映画は登場する可愛らしいキャラクターたちとは裏腹に、人種差別などといった現代の社会問題をうまーく描いた素晴らしい作品なのですが、音楽を主軸に置いた『SING』は聞き馴染みのある曲をバンバン流して乗り切っちゃうような、そんな予感がしていました。もちろん、音楽ありきの作品なのでそれはそれで良いのですが。

ところが、蓋を開けてみればこのアニメは単に陽気な歌唱コンテストの話ではなかったのです。当然主なターゲットは子供でもあるのでストーリーは挑戦、挫折、夢を叶えてハッピーエンド(成功)というわかりやすくお決まりの構成。決して目新しい展開が待っているわけではないけれど、そうした経験を少なからず踏んできた大人にとっては、少し違う見え方がしてくるかもしれません。いや〜、うまいことできています。

「どん底に落ちたらあとは上がるだけ」

この作品のメインはもちろん音楽。しかしその根底にあるのは、様々な問題やコンプレックスを抱えたキャラクターたちがそれらを歌やダンスによって、それぞれ躓きながらも脱却していくというストーリー。全編を通して、失敗を恐れて一歩前に踏み出せない人たちへの応援メッセージが敷き詰められています。

それらをカバーするのが、個性豊かなキャラクターたちと、足踏みせずにはいられない聞き馴染みのあるシングの数々。遊び心満載の演出にはきっとクスリと笑ってしまうはず。きゃりー・ぱみゅぱみゅの楽曲と日本のアイドル文化にも注目です。

ラストのミュージック・ショーに圧巻!

ラストのミュージック・ショーは本当に圧巻!このラスト15分のためにあるアニメといっても過言ではありません。ようやくそれぞれの道が切り開かれた瞬間。いや、むしろそんなことは関係なしに高揚感に満ちたステージを前にノリノリになること間違いなし!ゴリラの青年ジョニーの熱唱を聴きはじめたときなんて、自然とボロボロ泣いていました。

字幕と吹替、どっちでみるか?

普段、基本的には吹き替えは観ないのですが、この作品はどちらでも楽しめると思います。誰の歌声が聞きたいかで選ぶのもいいかもしれません。私の場合は長澤まさみの透き通った声よりもスカーレット・ヨハンソンのハスキーボイス、大橋卓弥の溢れ出るスキマスイッチ感よりもタロン・エガートンの軽やかながらも儚い歌声、でした。

字幕吹き替え問わず、なんでも疲れたときに観てください。疲れも悩みも一切合切吹き飛ばして、映画館を出るころには楽しい気持ちしか残っていないはず。

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