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ウルヴァリン最終章『ローガン』

2017/06/17

観た映画。さよならウルヴァリン・・・ということでマーベル最新作『ローガン』。ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンを見られるのは本当にこれが最後です。

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ミュータントの終わりと始まり

『X-MEN』シリーズに欠かせない、というかいなきゃ成り立たない存在だったウルヴァリン。いつも派手に傷つきながらも治癒能力で生き長らえてミュータントの存続に貢献してきたウルヴァリン。そんな彼の本作での姿は随分歳をとり、ボロボロの身体に哀愁漂う面影。それだけでもちょっと泣きそうになるのですが、ウルヴァリン自身が生きる目的を失ってしまっているというのがさらに辛い。

舞台は2029年のメキシコ国境。かつて人間とミュータントが共生、あるいは対立し戦っていた世界そのものが本作では失われています。ほとんどのミュータントは死滅しており、なんとか生き残っているミュータントも人目につかない場所でひっそりと暮らしている。ミュータントと人類の共生を願って尽力してきたチャールズ・エグゼビア(通称:プロフェッサーX)もそのひとり。

前作までのチャールズは命がけでミュータントを守っていたのに、本作ではアルツハイマーを患い、自身のテレパシー能力を制御できないまでに衰退しています。一作目から好きで観ている者としては、もう本当に苦しくて目を覆いたくなる光景の連続である。

しかもそこにとある看護師から「この子をノースダコタまで連れて行ってほしい」とウルヴァリンに似た特殊能力を持つローラという女の子を引き渡され、その直後に敵の襲来。もうウルヴァリンもまともに戦える身体ではないので3人一緒に逃げるのですが、この、ローラこそがミュータントの希望となるのです。

家族と愛のヒューマンドラマ

本作の一番の見どころはウルヴァリン演じるヒュー・ジャックマン渾身のアクションだと思いますが、もう一つあるとすれば「家族」とその「愛」について描いているところ。

今回はミュータントの大半が死滅しているという通り、これまでのように目からビームが出たり、手から火を放ったりという特殊能力はそう多くは見られません。その代わり「家族愛」という前作までには積極的に語られてこなかったテーマがストーリーの中心となっています。そしてこれがラストで結構な感動に。ウルヴァリンの終焉とローラの未来への希望を繋ぐ素晴らしいエンディング。

ウルヴァリンもローラも、手の甲から出る爪で戦うので少々グロテスクな場面もありますが、個人的には『ウルヴァリン』シリーズ最高作だと思っています。

前作を観てから観るべきか?

これについては間違いなく「観るに越したことはない」です。ただし一応、『X:MEN』シリーズのスピンオフ作品なので一話完結にはなっています。本作で監督をしているジェームズ・マンゴールドは以前にも『ウルヴァリン:SAMURAI』というウルヴァリンのスピンオフ作品を撮っていて、SAMURAIとあるように、ここでの舞台は日本です。監督の世界観を観たいとか、日本が舞台のハリウッド映画が観たいなら『ウルヴァリン:SAMURAI』。ただし、完成度は圧倒的に『ローガン』のほうが高いです。あえて断言します。

そして『X:MEN』シリーズの予習をするなら『X-MEN』と『X-MEN2』がマスト。そのあとさらに4作ありますが、それは公開順に観ていくと良いと思います。一押しは2014年公開のシリーズ第5作目『X-MEN:フューチャー&パスト』。これは面白い!ウルヴァリンがシリーズ史上もっとも体張っています。

あと、基本的に「ウルヴァリン」シリーズ(スピンオフ作品)は観ても観なくてもどちらでも!とにかく後回しでOK!というのが個人的スタンスです。

作品情報

【監督】ジェームズ・マンゴールド(『ウルヴァリン:SAMURAI』)
【キャスト】ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ボイド、ホルブルック、ダフネ・キーン、ほか
【製作年】2017年
【製作国】アメリカ合衆国
【配給】20世紀フォックス映画
【上映時間】138分
【公式サイト】http://www.foxmovies-jp.com/logan-movie/

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