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観る度に増す『ラ・ラ・ランド』の魅力を考える

2017/03/01

Ost: La La Land

今日は3月1日、ファーストデー。なのにたった1日も我慢できず昨日『ラ・ラ・ランド』をIMAXシアターで観てきました。気になる映画がIMAXで上映されるときは、とりあえず早めに観に行くことにしています。

そんなにいろんなところで見ているわけでもないし、比較したわけでもないですがIMAXシアターで観るときは決まって「T・ジョイPRINCE品川」。なんとなくお気に入りのシネコンです。品川に行くことがあるとすれば、この映画館か天王洲アイルにあるT.Y.ハーバーに行くときくらいかな。そういえば一時期T.Y.ハーバーは謎にハマっていたような。ちょっと高いのが玉に瑕なのでめっきり行かなくなってしまったのですが。

さて肝心の『ラ・ラ・ランド』、アカデミー賞受賞の影響あってか、IMAXシアターの半分以上が埋まっていた。TOHOシネマズ新宿はいつでも関係なく混んでいるけど、T・ジョイPRINCE品川の平日昼間はだいたいガランとしているイメージだから少なからず日本でも注目されている証拠でしょう。

やっぱり何度でも繰り返し観たくなる映画だなあ。ラ・ラ・ランド、すなわち夢の国。観れば観るほどラ・ラ・ランド。以前にもほとんど感情論で感想を述べた記憶がまだ新しいですが、今回は気になった点をいくつか。

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オープニングのハイウェイ

この映画の最初の見せ場は冒頭、渋滞している高速道路で車から運転手が飛び出し踊り出す場面。この嘘みたいに感動的なシーンは、実際にハイウェイを封鎖して撮られたらしい。限られた時間で、数テイクで撮られたとは思いがたいほど完成度の高いシーンの数々、「Another Day of Sun」をあたかもワン・カットで撮っているように見せるカメラワークに感服。しかもこの映画は全編フィルムで撮影しているので、その難易度はデジタル撮影の比じゃないはずです。そもそも、映画撮影のために高速道路を一時封鎖してしまうアメリカの寛容さが素晴らしい。

ライアン・ゴズリングがたまらない!

ライアン・ゴズリングは賞こそ逃したけれど、あの、古き良きジャズを熱く語る姿、そのときの高揚感に溢れる表情がたまらなく良い。興味のない人でも引き込んでしまう強引さにグッときます。

あとは立ち振る舞いと表情の演技。ダンスシーンの、パンツのポケットに手をかけてコンパクトに踊る姿。お金のために(夢を叶えるために)自分の求めるものとは違う音楽バンドで演奏している時の屈辱に満ちた哀しい微笑み。そして究極はピアノでのフリージャズ。まさかのまさか、全編ライアン・ゴズリング自身による生演奏らしい。3ヶ月間、毎日4時間に及ぶレッスンの末習得したらしいが、一切差し替えなしなんて信じがたい。

そしてフィルムに映るライアン・ゴズリングはいつもの1000倍魅力的。デジタルがフィルムのどれくらい費用対効果があるのか知らないけどこういうラブ・ロマンスはフィルムで撮ってほしいなあ。無責任で淡い願望です。

A Lovely Night

丘の上でミア(エマ・ストーン)とセバスチャン(ライアン・ゴズリング)がはじめてふたりきりになって踊る場面。日暮れの美しい空と街並みに目を奪われ、楽曲ともに気に入っているシーンのひとつですが、この場面のすごいところは、CGを使わず実際に日暮れ時に撮影していること。容赦なく空の表情は変わってゆくから、加えて全編吹き替えなしで撮られていることを考えれば、相当な緊張感の中だったはず。いまの時代、ブルーバックで撮影して合成なんてのは簡単だけど、私には必ずしもそれが良い傾向だとは思えません。

例えばロケ日がもうこの日しか確保できない、でも天気が怪しい。本当は快晴の空の下で撮りたいところだけど、仕方ないからとりあえず撮るだけ撮ってみよう。そして撮れた映像を見てみたら、これが案外雰囲気を醸していて良かった、みたいなこともあるかもしれない。もちろん逆に、この映画は天気さえよければ完璧な映画になっていたかも、なんてリスクがあるのは言わずもがな。それでも、ある日ある時の空の下で歌う音楽とダンス、その瞬間は決して二度訪れることはないのです。

さいごに

IMAXシアターで観た感想を。間違いなく大きな画面と良質なサウンドで体感できるに越したことはないのでオススメです。でも、正直IMAXを想定して撮られているわけでもないし、そもそもフィルム撮影なのでIMAXシアターでなくても大きなスクリーンであればそう違いはないような気もします。それより立川シネマシティの「極上音響上映」のほうが満足度は高そう。何せ音楽ありきの映画だし、立川シネマシティのサウンドの凄みは素人でもはっきり分かるほど素晴らしいです。

毎日10回以上はフルでサントラを聴いているのに全く飽きないこの耳もどうかしてると思うけど、つい口ずさんでしまうメロディーと心に残る映像を同時に体験できるこの時代に乾杯!

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